#DevRelJP ソーシャル(中の人)セッションのモデレーターやって良かったこといろいろ

こんにちは @kaoritter です。11月13日(土)に開催された DevRel/Japan CONFERENCE 2021 で、「ソーシャル(中の人)」セッションでモデレーターを担当しました!準備の段階から学ぶことが多いセッションだったので、その裏側や感想などつらつら書いていきます。

これは、DevRelのカレンダー | Advent Calendar 2021 - Qiita 21日目の記事になります。

セッションオーナーのジャニさんが最高に Good Job

セッションタイトルの「ソーシャル(中の人)」ってなんじゃらほいって思われるでしょうが、これは各社やコミュニティやその他公式ソーシャルアカウントの中の人トーク、という意味です。イベントのメインの参加者層、DevRel(デベロッパーリレーション)担当者にとってもSNS運用は要の仕事のひとつ。情報発信にもコミュニティメンバーとのコミュニケーションにも欠かせません。というわけで、技術系、キャリア系とさまざま揃ったセッションの中に、ソーシャルも含まれることになったそうです。

このセッション企画の発案は、DevRelコミュニティのメンバーで今回のイベントの運営側のお一人である @beajourneyman さん(以下、ジャニさん)。私がモデレーターを担当することになったのも、ジャニさんから声をかけていただいたことがきっかけでした。

個人としてもSNSが好きで、公式アカウントいろいろ運営していて、コミュニティ(オウンドメディア勉強会)のイベント開催側としてモデレーションもやってそう、と言うことで声をかけていただいたのでした。とっても光栄です。

ジャニさんの役割はセッションオーナーです。そのお仕事は、各セッションのテーマと構成を決め、必要なメンバーを集め、良いセッションにするための壁打ち相手となり、当日の告知まわりの案内、配信ツールのレクチャー、その他もろもろのサポートをすること。つまり、セッションの最重要人物です。

セッションオーナーがいてくれるおかげで、モデレーターとスピーカーの演者側は中身だけに全集中できました。

何十人もいるスピーカーがいる大規模イベントで、一人の主催者が個別にやりとりしてたら、てんてこまいです。だからこそ、セッションオーナーが代わりに、主催側からの情報を取りまとめて共有し、スピーカー側の質問や要求に応えてくれて、セッション内容の壁打ちにも協力してくれる体制はとても素晴らしかったです。さすがエンジニア思考な方が多い老舗コミュニティ。ロジカルで合理的。

そのジャニさんも「#DevReljp /Japanカンファレンス2021 ソーシャル「中の人」セッションオーナーのふりかえり」という記事を書かれています。当日のセッション内容についても詳しくレポートしてくださってるの、以下記事も合わせてお読みください。

ジャニさんが舞台もろもろ整えてくださったので、あとは中身を有意義な物にしていくだけ!です。

パネリストの皆さんととても楽しく話ができた

中身は、パネラーのお三方と一緒に作っていきました。それぞれに、企業やサービスの公式アカウント、オンラインイベント、コミュニティの中の人としてSNSを活用されていらっしゃる達人です。ちなみに、この人選もジャニさんによるものです。GJです。

さくらインターネット 三谷公美さん( @kumikumitm )

三谷さんは、さくらインターネットユーザーのコミュニティアカウント(@sakura_users)のメイン担当をはじめ、社内だけでも10を超えるアカウントをチームで運営。他にも北海道地域の技術系コミュニティやプログラミングコンテストイベントのアカウントを多数管理されています。SNS運営歴もとっても長いベテランです。

三谷さんには、複数アカウントの使い分けやそれぞれのトンマナについてこれまで意識してきたことを語って頂きました。と、書きながら、三谷さんにはイベント実況ツイート裏側のお話ももっと聞きたかったーー!と思いました。ぜひまたお話していただく機会を作りたい!

JAWS-UG 榎本”ジョン”航介さん( @coosuke )

榎本さんには、ぜひぜひ聞きたかった JAWS DAYS 2021 での知見をがっつり語って頂きました。当日のトークももちろん素晴らしかったのですが、イベント前に告知記事「【宣伝】ひとり #DevRelJP 事前準備」を、イベント後に「【活動報告】DevRel/Japan CONFERENCE 2021にパネリスト登壇してきたよ」というフォローアップ的なブログを書いてくださってたのは素敵でした。やっぱり発信する人は違うね。

下記フォローアップ記事はぜひご覧ください。特にオンラインイベント最中の地震発生時の対応は必見です。

デジタルキューブ(Shifter) 西村州平さん( @marushu )

鹿児島からご登壇いただいたのはデジタルキューブの西村さん。@Amimoto_Ami や @JP_Getshifter のアカウントを担当されています。実は、西村さんとは、2020年1月に鹿児島で開催されたゆるやかな合同Web勉強会でご挨拶したことがあったのでした。コロナ騒ぎが起こる直前の時期で、飲み会での交流も楽しくできた幸せな時間でした。今度はSNSという新しいテーマでもご一緒できてとてもうれしかったです。

西村さんは7月にアカウントを引き継いで担当になったばかりとのことで、試行錯誤中の取り組みの相談をして場を盛り上げてくれました。笑い溢れる良いセッションになったのは、西村さんの気さくさ&明るさのおかげです!

モデレーターとして意識してたこと

短いセッション時間の中で、三者三様の知見を持つ素晴らしいメンバーの良いところを引き出して、楽しく学びある内容にするのはモデレーターの役割です。めっちゃプレッシャー!と思いましたが、みなさんとっても協力的だったおかげで、スムーズにできました。

やりたいと思っていたことは、こんなこと。

  • 企業プレゼンみたいなキラキラ事例発表ではなく、それぞれの失敗も含め泥臭い現場の知見を語ってもらいたい
  • 事前ミーティングを実施し、パネラー同士がそれぞれの取り組みに興味を持ってもらいたい
  • トークの流れ資料を共有することで、いつでも本筋に戻ってこれる安心感がある上で、自由に脱線できる楽しい内容にしたい

でした。結果として、ほぼほぼやりたいと思っていたとおりにできたのではないかと思っています。

パネラーの皆さんのおかげはもちろんだけれど、「こういうことがしたい!やってもいい?」と、気軽に相談に乗ってくれたジャニさんのおかげです。

加えて、モデレーターを何とかやり通せたのは publickey さんの以下記事を3回読んだからだと思います。モデレーター必読です。

ライブ配信ツール「StreamYard」が使いやすかった

当日のライブ配信は「StreamYard」というツールを使いました。YouTube・Facebook・Twitter それぞれに同時に配信できてます。さらに、YTとFBではライブ配信への参加者コメントを取り込んで、画面にティッカー表示できる優れものです。

この下のスクリーンショットが、StreamYardのモデレーター側画面です。

左側のグラデーション背景画像が敷いてあるエリアが配信映像のプレビュー。その下に並ぶ8つのボタンを見ればわかるように、さまざまなレイアウトで複数のスピーカーとスライドを配置できます。

「Twitterフォローのルールはどうしてますか?」という文字はバナーです。右側の部分のバナー文言を用意しておいて、トークの切り替わりのタイミングにモデレーターがバナーを差し替えます。

配信設定部分は触ってないのでわからないのですが、少なくともモデレーターによる画面作り(スピーカーカメラ映像・画面共有・バナーやコメント表示)は迷うことなく簡単に操作できました。ライブ配信の機会があればぜひ検討したいです。

複数人の予定調整 Spir が便利なことも知った

5名参加のオンライン会議日程調整、面倒ですよねー。しかも、1時間かかるブレスト会やら、5分で終わるテクリハやらと、複数回あるわけです。そんな日程調整には「Spir(スピア) | 日程調整ツール・カレンダープラットフォーム」を使ってみたのですが、めちゃめちゃ便利でした。

さまざまな使い方があるのですが、わたしは「多数の候補日時を設定し、参加者に投票してもらう」パターンをよく使いました。Google カレンダーと連携しているので、未確定の日時がカレンダー上でも確保されてるので間違って候補日に他の予定入れちゃうミスが起きにくそうなのが良かったです。これからも使う。

そういや、まだ打ち上げできてないね

というわけで、DevRel/Japan CONFERENCE 2021 の ソーシャル(中の人)セッション感想とかいろいろでした。

改めまして、セッションオーナーのジャニさん、パネルの三谷さん、榎本さん、西村さんに感謝します!本当に楽しかったですね。

そういえば、一度もお会いせずオンラインだけでセッションの準備を進めて、本番のライブ配信もリモートで、ずっとまだ打ち上げできていないのが残念ですね。何かの形で打ち上げできたらいいですねー。

セッション動画

最後にセッション動画です。

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