荻窪のタイ古式マッサージで、押されて伸ばされて回されて引っ張られてきた

眠い。最近、寝ても寝ても日中に眠くなる。眠りが浅いみたい。

だる重い。全身がこわばってる。昨日の筋トレの筋肉痛のせいかもだし、毎日のデスクワークのせいかもしれないし、昨日比10度も寒くなった気温のせいかもしれない。

こういう時は寝っ転がって目をつぶって、ほぐしのプロに体を委ねたい。

ので、タイ古式マッサージ行ってきました。タイ古式マッサージとは、よくあるツボ押し的なマッサージに加えてストレッチ的な要素が加わるやつです。二人でやるヨガとも言われてるほどに、アクロバティック。腕や足を引っ張られて、いろんな方向にぐいーっと伸ばされるやつです。

タイ古式マッサージといえばこんなイメージ
タイ古式マッサージといえばこんなイメージ

実はタイ古式マッサージ、むかーし温浴施設内のサロンで一度やったことがあるのです。けれど、その時は足や腕を私の限界を超えた角度まで伸ばされてしんどかった記憶がある。でも、終わったあとのすっきり感は、たしかにあった。

痛かったらノータイムで「ギブ」って言える面の皮の厚さも手に入れた今、こわいものなどないわ。再チャレンジだ。

ホットペッパーでささっと選んだのは、荻窪の「ワイガーデン」というお店。タイ古式マッサージ業界としては、店舗数の多いチェーンらしい。お時間95分(足湯5分+施術90分)で、初回限定8,000円のコースにしました。

お店に入ると、アジアンな香り。待合室スペースには、タイのアロマや雑貨やタイパンツが売ってます。椅子に座ると、iPadでカルテ登録と問診入力と、初回クーポンがもらえるアプリのインストールを促されました。クーポンを使って、支払いを最初にすませる。この辺り、きっちり仕組み化されてるところがチェーン店ぽくて安心感あります。

施術スペースへ。カーテンで仕切られた4畳くらいの小上がりの真ん中にマットが敷かれています。ベッドじゃないのが新鮮。左右には棒状のクッションなど。ここで渡されたTシャツとタイパンツに着替えます。タイパンツとは、とっても太いパンツで、足を通してから右側の余った部分を巻きスカートみたいにお腹側に巻いて背中側の紐でしばって履くパンツです。つまり長さ以外は、恐ろしいほどにフリーサイズ。やせっぽちからマツコまでイケると思う。たぶん。

お着替え完了したら、最初は足湯。お湯の中で軽く足マッサージされながらカウンセリングです。「熟睡できてない、デスクワークで肩がつらい」と伝えます。

マッサージ開始。ほかほか電熱シートが敷かれたマットに仰向けに寝っ転がり、目元はタオル。目をつぶって委ねます。足から順にほぐしていくらしい。まずは足首ごとぐいっと捕まれて足を左右へ倒したり、まっすぐ伸ばしたり、膝を折って4の時に曲げられてふくらはぎから足の付け根までぎゅーぎゅー押されたり、また違う角度に足を曲げられたり、膝から下を引っ張られたり、ぐりぐり回されたり、なすがままになります。腕も同じく。肩甲骨からぐいんぐいん回す。その加減がちょうどよいので、痛気持ちよい。人体の可動域を存分に使って、伸ばして曲げて押さえてねじる。体の硬いかあちゃんなりに、無理なくされど多少は負荷をかける。これは、人体の最も正しいほぐし方ではなかろうか。なんていうか、理にかなってる気がする。何が理なのかわかってないけども。

俯せになれば、両腕を掴んで上半身を反らされパーマンみたいな姿勢に。横向きに寝たら、肩と足を押さえてねじられる。で、また仰向けに戻ってヘッドマッサージを受けた後、寝たままあぐらを組まされて両腕をぐいっと引っ張られたその勢いで、座った体勢になった。早業だった。その座った体勢のまま腕を後ろや前でクロスするように引っ張られ、少ない肩甲骨の可動域を全方向に伸ばされて、肩と首を掴んで左右や斜め前にぐいーっとされて、おしまい。

いやあ、神業だった。マット・枕・クッション以外の道具はなく、施術者の手はもちろん、膝や肘や腰など全身を使っての施術でした。まさに二人ヨガ。こちらは腕やら足やら首やらをいろんな方向に曲げ伸ばされて、期待以上にほぐされました。施術中の半分寝て半分起きてるみたいな瞑想状態もリフレッシュできました。おかげで無理なく姿勢良くすっと立てる。重点的にやってもらった肩の辺りは、揉み返しの痛みではなくうっすらとした筋肉疲労的な心地よい痛みと共にこわばりがなくなったゆるみを感じる。ほどけて、開く感覚。

着替えて、おしぼりと黒豆茶をいただいて、終了でした。

おしぼりと温かい黒豆茶

良かった。とっても良かった。ストレッチだと思って、また必ず来る。願わくば次回の健康診断直前に。こんだけ伸ばされたら、身長も伸びるだろうから。

* * *

以上、最近ジェーン・スーさんのマッサージレポエッセイ「揉まれてゆるんで癒やされて 今夜もカネで解決だ(※アフィリエイトリンクです)」という本を読んでなんとなく触発されて書いてみました。

ちなみに、自分で見つけて自腹でしたし、何も依頼されていないのでステマではありません。一応書いとく。では、またね。

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