母ちゃん視点での紙オムツ選び

id:kobeni_08 さんの「0歳赤ちゃんマーケティング考察 vol.1 ムーニーのオムツがスゴい」を見て、私は母ちゃん視点でのオムツ選択に関して少々書いてみます。

0歳児を持つ母ちゃんの購買行動のサンプルとしてオムツメーカーのマーケの人が見たりとか、どっかの赤ちゃん抱えた母ちゃんが、「だよねー」とか読むといいのではないかと思います。たぶん。



0歳児を持つ母ちゃんが、愛するわが子のおしりを守るオムツを選ぶ際、最初に選択を迫られるのは布か紙か。



布オムツ。再利用可能でエコでエコノミーな感じがしますが、洗濯めんどくさいし、布オムツって既製品だと結構高い。赤ちゃんのおしりには優しいのかもしれないけれど、そこは赤ちゃんに聞かないとよくわからん。ということで、紙おむつを選びました。



布オムツと、紙オムツの正確なシェアはわかりませんが、地元の児童館で話を聞く限りでは、布オムツの赤ちゃんは1:15くらい。布オムツの赤ちゃんは一人しか知りません。なので、布のことは正直よくわからん。というわけで、紙オムツに絞って話を進めます。



さて、オムツの購買にあたり母ちゃんがまず注目するのは次の3つ。

1.赤ちゃんにとっての機能性

2,お値段と入手のしやすさ

3.なんとなく



まず、1.赤ちゃんにとっての機能性。最優先なのは、娘ちゃんにサイズやフィットするかオムツかぶれしないかどうかってことです。これに関しては、Google の「紙オムツ」のキーワード検索結果に「紙オムツ サンプル」「紙オムツ 試供品」と続くように、どの母ちゃんも自分の赤ちゃんの体型にぴったりのものを探して日々さまよい続けている模様。母ちゃんは、あまりあちこちに個人情報をばらまきたくないので、どれもこれも1パックずつ買って試しました。



どこのオムツも同じサイズであればそれぞれ想定体重は同じようなものながら、やっぱりウエスト、足回り、背中のギャザーの長さが違うため、フィット感が違うのです。体型に合ってないとどこからか漏れるのですよ。さらに、S -> M -> L とサイズが変わるごとに赤ちゃんの体型も変わってくるし、ベストなオムツブランドも変わる。オムツかぶれしないかどうかもチェックせねば。ということで、サイズ変わるごとに全種類、体験しているのです。



次に 2.お値段と入手のしやすさ。オムツ1パックって、やたらでかいのですよ。かつ、重いのですよ。冷夏とはいえ、暑いさなかに赤ちゃん抱っこして買い物出て、オムツ買って帰ってくるなんて何かの修行です。お店に買い物に出るならば、近場じゃないと無理。



ちなみにたいていのスーパーやコンビニにはキャットフードや猫砂までおいてあっても、赤ちゃんのオムツはおいてません。ドラッグストアでさえも、近所にドラッグストア10軒あるとしたら、駅近くの7件にはオムツ、おいてません。残りの3件も、せいぜい、2ブランドしかおいてない。これはおそらく、東京都には自分で歩いてオムツ買いに行く人なんていないと思われているのでしょう。上等だ。



というわけで、結局生協や通販頼みです。サイズもブランドもフルラインナップ。選び放題です。



となると、気になるのがお値段。愛用している生協のカタログだと、ご丁寧に、70-80枚ほど入った1パックの値段だけでなく、1枚あたりいくらと、ブランドを超えてオムツ価格を比較しやすい表記をしてくださっているから、いやでも気になってしまう。



特に新しいサイズでいろんなブランドを試そうというとき、1枚あたり 18 - 22 円くらいと幅がある中、まずはどれを選ぶべきか。安けりゃいいってもんじゃないけど、高けりゃいいってもんでもない。



と、ここまでを表向き最重要項目として考えてますが、これらがどれも50歩100歩だった場合の選択基準、それが 3.なんとなく なのです。



「なんとなく」どうだと買うのかと考えると、「かわいい」か、「わかりやすい」か、「安心できる」かの三つに行き着きます。どれもこれも、母ちゃんにとってなんとなくどう感じるかっていうこと。だって、0歳児はキャラクターとかわかんないし。かわいいの判断も母ちゃん基準。



「わかりやすい」の一例が、まさに id:kobeni_08 さんの言ってたムーニーの、「ねんね」「おっき」「はいはい」「たっち」「あんよ」といった、母ちゃんから見た赤ちゃんの成長を表現したオムツのサイズ表記。母ちゃんは自分の赤ちゃんの成長を、S だとか M だとか L だとかいう記号で見ていない。それと、「M サイズになった!」というよりも「ねんね卒業して、おっきのサイズになった!」という方が「なんとなく」うれしいし。同じ値段を出すなら、気のせいでもうれしい方がいいなあ、という母ちゃん心をくすぐる。ネーミング一つで、消費刺激をするところはうまいですね。



でも残念ながら、娘ちゃんの体型にはムーニーは合わなかったので、ほかのおむつに替えてしまいましたが。



もう一個。「わかりやすかった」のが、パンパースの「2倍にのびる“のびのびストレッチ”」。背中漏れしないように、きっちり止めたいけれど、きつくて苦しいのはかわいそう。だからよく伸びるのは、ばっちりフィットかも?と、母ちゃん心をがっちりキャッチ。実際、今使ってるのはパンパース。一番高いしサイズがやや小さめなので躊躇してましたが、かさばらずしっかりテープが止まるのでしばらくはこれかも。



「安心できる」、はメジャーなブランドであれば、だいたい日本のメーカーのオムツであればどれも、足回りギャザーも、のびのびテープも、十分な吸水性も、通気性も、濡れたらわかるマーカーもついてておそらく機能性では大差ないだろうと。

このようなコモディティ化された市場では、メリーズが行っていたブロガーイベントで、実際に開発者の声を直接聞ける場があったりすると、親密度が高まっていいのだろうなあ。話聞いたら絶対、買うもんなあ。と参加できなかったので、ぼんやり思うだけですが。



といったところで、娘ちゃんがこっちをじーっとみてるのでおわりにしときます。

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