Kindle で 1984 を読むと余計怖い


ジョージ・オーウェルの1984を読了。

この本です。

英国人の「読んだふり」本、第一位だそうで、1Q84もAppleの伝説的なCMもこの本にインスパイアされてたりで読むべき本なんだろうと思って読んでみた。

満員の大江戸線や、家族が寝静まった夜に一人で暗いKindle Paperwhiteで読むととにかく怖い。この本に描かれているディストピアが今まさにわたしの背後にあるような感じ。

前半は重い重い状況描写ばかりであまり動きがないけど、ある大きな事件を境に一気に話が動きます。前半きつくて三ヶ月くらいかかったけれど、後半は一息に読み終えた。なお後半はもっと怖い。自分でもどうかと思うけど、後半のあのシーンは出産の時を思い出したよ。。。

全体主義、常に不足し低品質な物資、ビッグブラザーの独裁、テレスクリーン、他人からの監視と思考警察、二分間憎悪による悪意の増幅、過去のニュースの絶え間ない改ざん、ニュースピークによる語彙と語意の収奪、矛盾を矛盾と感じすらせずそのまま飲み込ませる二重思考、勝利も終わりも無い戦争、恐怖の101号室。

これらのキーワードは確かに上にあげた以外の作品でもオマージュをたくさん見てきたし、またこれからもみるだろうし,北朝鮮なんな国をあげて1984を再現しているし、一読しといて良かった。怖かったけど。


iPhone より

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なんでかわからないけれど、尊敬されてた。