トレタ田さんの「自分の頭で考えよう!」な広報術セミナーを聞いて持ち帰った学びを共有するよ

@PRESSさん主催の広報向けの勉強会『自分の"得意"を活かそう。自発型広報セミナー』に行ってきました。

スピーカーは、飲食店のオンライン予約サービスを運営するトレタ社の田さん。広報の常識にとらわれない独自の活動(田さんワールド全開な「毎日ひとし : TORETA(トレタ) ブログ」とか、自分の言葉で好きを遠慮なく発信してキャラ立ちしまくってるSNSの活用とか、広すぎるメディア・広報人脈とかとか)で、トレタの認知&イメージ向上とたくさんのメディア露出につなげている、いま一番尊敬する広報の一人です。

彼女のたぶん初?かそれに近い、広報術ダダ漏れセミナーと言うことで、行くしかない!と参加してきたので、学びをいくつか共有します。

参加したからには、「実践できるネタを持ち帰ろう」が会のゴール

本編の広報術の話を始める前に、前置きとして彼女が話したのが「今日のゴール」のお話でした。

いわく、三千円のセミナーなんだから三千円の分の何かを持って帰って欲しい、と。それは「明日、すぐ実践できるなにかを3つ見つけること」。他の多くのセミナーでは、先進的な事例を聞いて「いやあ、それは御社だから(予算あるから、得意な人いるから、すでに実績あるから)できるよね。うちは無理」で、何も実践につながらないのは、もったいないよね、ということだそうです。 ※ここで突然宣伝ですが、わたしが主催しているオウンドメディア勉強会も全く同じコンセプトかつ、参加者全員が議論に参加というスタイルです。時間使って参加して持ち帰るものなかったら、意味ないよね、に心から同意します。

田さんのやり方は、ありがちな広報活動を疑わずそのままやることではなく、一旦自社や自分にとって価値あるか考えて、アレンジしたり独自のやり方を見つけて実践していることが多いです。

つまり、田さんのやり方は、自分で考えてきた、トレタだし彼女だからできること。だからこそ、「それを、自社&自分だったらどうするか考えながら聞いてね」という思いが詰まっているのが、入場時に配られたこの紙です。手書きのコピー。めっちゃアナログ。暖かみがある。

kami.jpg

  1. 日付と場所とタイトル書く場所
  2. このmemoで残したいものBest3
  3. memo・議事
  4. 左のmemoから思いついたアイデア・タスク・疑問

という構成です。普通、多くの人はセミナー参加メモとして、1の「日付・タイトル」と、3の「自由メモ」は書く。けれど、4の自分ならどう実践するか深掘りするとこと、2のその中で「残したいものベスト3」まではやってないんじゃないかなあと思います。「聞くだけ」じゃなく、手と頭を動かして今日の会から何かを持って帰れよ、という気合いを感じる紙です。聞くだけでなく、やってみないと成功も失敗もないしね。

ちなみに、この紙の使い方は佐藤ねじさんの書籍『超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方』を参考にしたそうです。

本、読んでみたい。

学んだこといろいろ

ここからは、箇条書きで行きます。

  • 「自社のフェーズを意識して、今何すべきか考える。先を行く他社をベンチマーク。某社は、あの段階の時はこんな発表してた、など」真似したい。
  • 「Give & Takeじゃなくて、とにかくたくさんGive!記者さんにもたくさん提案するし、サプライズを仕掛ける。」ペイフォワード。
  • 「"美味しい専門店コーヒー用意しました"と言って記者さんを呼んだのに、専門店に来てもらう日にち間違えて失敗。急遽、エンジニアにコーヒー淹れてもらった。けど、それをネタにいじってもらえるならおいしかった。」ちゃんとリカバーしてるし、打たれ強さを尊敬する。
  • 「野球・牡蠣・飯・生首など、自分の好きなものを積極的に発信しとくと、ネタになって向こうから話しかけてもらいやすい」たしかに。私の場合、外から見ると、オウンドメディアやってて、テックとガジェット好きなリモートワークな広報ママなのだろうか。なんかごちゃごちゃしてるな。。。
  • 「他社もよくやってるようなことやるのはNG、違和感を持ってもらう」生首ですね、わかります。
  • 「人脈作りは、自分に足りない部分からどういう人と繋がりたいか考えて、交流会やイベントに顔出してく」いま彼女は、ライター・編集・校閲あたり興味あるらしい。田さん、オウンドメディア勉強会の編集テーマの時、来たら良いと思うよ!
  • 「自分では無く、自分の言葉で会社を売り込む」これについては弊社内に学ぶべき人がいる。自分の言葉でMovable Type やそのコミュニティについて知識と愛が、とても伝わるSNS発信をしている彼女から学ぼう。
  • 「ブログ書いてると良いことメッチャあるよ」そのとおりすぎる。だから、私はシックス・アパートにいるのだ。

14937289_10153817691831899_3157967181688970937_n.jpg

参加直後のメモは、Facebookにも書きました。コメント欄を参照ください。

さいごに

「3つ、持ち帰って実践してみよう!やればわかるさ!」というゴールを与えられたので、たくさんメモして持ち帰った実践アイデアの一つとして、この記事を書きました。あと2つはそのうち仕事の中で出せるといいなとおもいます。田さん、@PRESSさん、会場提供のランサーズさん、ありがとうございました!

田さんのスライド、公開されるのかな。楽しみ。

前の記事へ

dマガジン2周年記念で、ラベットラ落合シェフの料理本も読めるようになってるよ

次の記事へ

バイバイPebble、大好きだったよ。